2019年10月12日
<口腔自衛隊> ~小児の予防 甘味暴露の時間!~
子どもの虫歯予防に効果的なのは…ずばり食生活です。身も蓋もありません。
歯ブラシを一所懸命やろうが、フッ素塗布しようが、キシリトール咬もうが、「甘い」ものが好きな人は虫歯になりやすいです。
わかりやすくするために極端な話をします。一気飲みを推奨しているわけではありません。一本の甘いジュースがあったとします。飲み方で虫歯のできやすさが、変わります。一気飲みとちびちび時間をかけて飲む場合、どちらが虫歯になりやすいかというと、ちびちびと飲むほうが虫歯罹患率はあがります。このことからもわかるように、口の中が甘い状態になっている「時間」が長いほど虫歯菌が活躍します。
同じ理屈で、口さみしい時に飴やキャラメル、グミetcを舐める「習慣」があると虫歯罹患率があがります。ケーキと飴を比べた時どちらがより虫歯になりやすいかというと飴です。使用する砂糖の量はケーキのほうが多いでしょう。でも飴みたいにケーキを数分間くちゃくちゃと口腔内に留まらせている人はいないはずです。飴は数分間徐々に唾液によって溶け出され、その間、口腔内が砂糖水浸かったようになります。当然虫歯菌が活躍できる時間も増えます。虫歯になるかどうかは砂糖の「量」ではなくて「時間」がポイントになります。口腔内が甘い状態になる「時間」を可能な限り少なくしましょう。